aとtheのわかりやすい使い分け方
aとtheの使い分け方ですが、どちらも名詞の前につきますが、咄嗟にどっちをつけたらいいんだろう?と悩むときありますよね。
わかりやすい解説をしていきたいと思います。
まずこのaとtheというのは冠詞、定冠詞と呼ばれ名詞に対して何を指しているかによって変わるものです。
先にわかりやすくこの二つのイメージをいいます。
a はっきりとわからないもの
the しっかりとわかっているもの
かなりざっくりとしたイメージはこんな感じです。
aというのはまだ話し手側も聞き手側もその「物」をしっかりと認識していない状態にあります。
例えば本屋さんでこう質問したとします。
can I get a book please?
本を一冊買えますか?
この文章自体は普通ですが、おそらく店員さんはなんの本をお求めでしょうか?と聞くと思います。
これは何の本、どんな本かということをお互い認識していない状態にあります。
このように何を指しているかわからない場合は名詞のまえにaがついて
a bookというようになります。
そしてこのaには一つのという意味もあるので、「一つはっきりとわからない本」という形になります。
一方でtheは「はっきりとしていて一つしかないもの」という使い方になります。
I read a book.
私は本を一冊読みます
I read the book.
私はその本を読みます
このようにtheがつくと「その」本というように話し手側も聞き手側もその本を認識し合っている状態です。
たくさんあるうちのどの本なのか?
という問いにはっきりと認識しているかしていないかによって、aとtheの使い方が変わってくるということですね。